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新規上場会社情報 | 日本取引所グループ

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(1)

 

新規上場申請のための有価証券報告書

(Ⅰの部)

 

株式会社ビーブレイクシステムズ

   

(2)

目次

 

  頁

表紙  

第一部 企業情報 ……… 1

第1 企業の概況 ……… 1

1.主要な経営指標等の推移 ……… 1

2.沿革 ……… 3

3.事業の内容 ……… 4

4.関係会社の状況 ……… 7

5.従業員の状況 ……… 7

第2 事業の状況 ……… 8

1.業績等の概要 ……… 8

2.生産、受注及び販売の状況 ……… 9

3.対処すべき課題 ……… 10

4.事業等のリスク ……… 11

5.経営上の重要な契約等 ……… 12

6.研究開発活動 ……… 13

7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 13

第3 設備の状況 ……… 15

1.設備投資等の概要 ……… 15

2.主要な設備の状況 ……… 15

3.設備の新設、除却等の計画 ……… 15

第4 提出会社の状況 ……… 16

1.株式等の状況 ……… 16

2.自己株式の取得等の状況 ……… 20

3.配当政策 ……… 20

4.株価の推移 ……… 21

5.役員の状況 ……… 21

6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 22

第5 経理の状況 ……… 28

1.財務諸表等 ……… 29

(1)財務諸表 ……… 29

(2)主な資産及び負債の内容 ……… 60

(3)その他 ……… 61

第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 62

第7 提出会社の参考情報 ……… 63

1.提出会社の親会社等の情報 ……… 63

2.その他の参考情報 ……… 63

第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 64

第三部 特別情報 ……… 65

第1 連動子会社の最近の財務諸表 ……… 65  

(3)

 

  頁

第四部 株式公開情報 ……… 66

第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 66

第2 第三者割当等の概況 ……… 66

1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 66

2.取得者の概況 ……… 68

3.取得者の株式等の移動状況 ……… 69

第3 株主の状況 ……… 70

[監査報告書]  

 

(4)

【表紙】

 

【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)

【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 宮原 幸一郎 殿

【提出日】 平成29年5月12日

【会社名】 株式会社ビーブレイクシステムズ

【英訳名】 bBreak Systems Company, Limited

【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 白岩 次郎

【本店の所在の場所】 東京都品川区西五反田二丁目19番3号 五反田第一生命ビルディ ング

【電話番号】 03-5487-7855(代表)

【事務連絡者氏名】 取締役管理部長 熊田 圭一郎

【最寄りの連絡場所】 東京都品川区西五反田二丁目19番3号 五反田第一生命ビルディ ング

【電話番号】 03-5487-7855(代表)

【事務連絡者氏名】 取締役管理部長 熊田 圭一郎  

(5)

第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

提出会社の状況

回次 第10期 第11期 第12期 第13期 第14期 決算年月 平成24年6月 平成25年6月 平成26年6月 平成27年6月 平成28年6月 売上高 (千円) 695,178 802,001 879,371 882,053 1,025,008 経常利益 (千円) 21,890 30,220 34,953 24,599 103,198 当期純利益 (千円) 17,438 25,911 28,247 17,657 80,550 持分法を適用した場合の投資

利益

(千円) - - - - -

資本金 (千円) 60,000 60,000 60,000 60,000 60,000 発行済株式総数 (株) 59,400 59,400 59,400 59,400 59,400 純資産額 (千円) 288,543 312,079 315,292 329,919 407,714 総資産額 (千円) 425,276 488,903 476,975 523,890 633,361 1株当たり純資産額 (円) 4,857.63 5,253.85 5,722.19 299.38 369.98 1株当たり配当額

(円)

40 45 55 50 220

(うち1株当たり中間配当 額)

(-) (-) (-) (-) (-) 1株当たり当期純利益金額 (円) 293.57 436.22 481.45 16.02 73.09 潜在株式調整後1株当たり当

期純利益金額

(円) - - - - -

自己資本比率 (%) 67.85 63.83 66.10 62.97 64.37 自己資本利益率 (%) 6.19 8.63 9.00 5.47 21.84

株価収益率 (倍) - - - - -

配当性向 (%) 13.63 10.32 11.42 15.60 15.05 営業活動によるキャッシュ・

フロー

(千円) - - - 27,184 93,463 投資活動によるキャッシュ・

フロー

(千円) - - - 490 △40,258 財務活動によるキャッシュ・

フロー

(千円) - - - △3,031 △2,755 現金及び現金同等物の期末残

(千円) - - - 293,765 344,215 従業員数

(人)

95 109 124 126 131

(外、平均臨時雇用者数) (-) (-) (-) (-) (-)

(注)1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記 載しておりません。

2.売上高には、消費税等は含まれておりません。

3.持分法を適用した場合の投資利益については、当社は関連会社を有していないため記載しておりません。 4.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、新株予約権の残高はありますが、当社株式は非上場

であるため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。 5.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。

6.第10期、第11期および第12期については、キャッシュ・フロー計算書を作成しておりませんので、キャッシ ュ・フローに係る各項目については、記載しておりません。

(6)

7.第13期および第14期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和 38年大蔵省令第59号)に基づき作成しており、株式会社東京証券取引所の有価証券上場規程第211条第6項 の規定に基づき、太陽有限責任監査法人の監査を受けております。

なお、第10期、第11期および第12期については、「会社計算規則」(平成18年法務省令第13号)の規定に基 づき算出した各数値を記載しております。また、当該各数値については、株式会社東京証券取引所の有価証 券上場規程第211条第6項の規定に基づく太陽有限責任監査法人の監査を受けておりません。

8.当社は平成29年2月13日開催の取締役会決議により、平成29年3月2日付で普通株式1株につき20株の株式 分割を行っております。これに伴い、第13期および第14期の1株当たり指標については、第13期の期首に当 該株式分割が行われたと仮定し、算定しております。

そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申 請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133 号)に基づき、第10期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算出した場合の1株当たり指標の推移を 参考までに掲げると、以下のとおりとなります。

なお、第10期、第11期および第12期の数値(1株当たり配当額についてはすべての数値)については、太陽 有限責任監査法人の監査を受けておりません。

  第10期 第11期 第12期 第13期 第14期

  平成24年6月 平成25年6月 平成26年6月 平成27年6月 平成28年6月 1株当たり純資産額 (円) 242.88 262.69 286.11 299.38 369.98 1株当たり当期純利益金額 (円) 14.68 21.81 24.07 16.02 73.09 潜在株式調整後1株当たり当

期純利益金額

(円) - - - - -

1株当たり配当額

(円)

2.00 2.25 2.75 2.50 11.00

(うち1株当たり中間配当 額)

(-) (-) (-) (-) (-)

 

(7)

2【沿革】

年月 事業の変遷

平成14年7月 東京都品川区に資本金10百万円にて株式会社ビーブレイクシステムズを設立 平成14年9月 セミオーダー型システム開発稼動環境「J-Fusion」をリリース

平成16年2月 資本金30百万円に増資 平成17年6月 資本金50百万円に増資

平成17年10月 統合型基幹業務パッケージ(ERP)「MA-EYES(エムエーアイズ)」をリリース 平成17年11月 特定労働者派遣事業届出

平成19年1月 社員数増加を受け、現住所に移転 平成19年6月 資本金60百万円に増資

平成19年8月 プライバシーマークを取得

平成21年5月 オープンソース「ExCella(エクセラ)」を公開 平成22年5月 「MA-EYES」の一括導入版およびSaaS版をリリース 平成25年3月 海外拠点統合管理システム「GLOBAL EYES」をリリース 平成26年2月 大阪市中央区に関西支社を開設

平成27年3月 名古屋市西区に名古屋営業所を開設 平成28年2月 労働者派遣事業許可を取得

 

(8)

3【事業の内容】

当社は、「世界が認めるシステム構築の仕組を世に広め、社会の発展に貢献する」という理念のもと、ドイツのE RPベンダーであるSAP社の日本法人のシステムコンサルタントであった2名を中心に起業し、現在は、主にクラ ウドERP(注1)の開発および販売を行うパッケージ事業と、顧客が構築するシステムの受託開発やIT人材の派 遣を行うシステムインテグレーション事業を行っております。当社の技術者は、どちらの事業のプロジェクトにも対 応可能であり、両事業の繁忙に応じて適宜配置を変更する体制を取っております。

なお、当社は単体で事業を行っており、企業集団は形成しておりません。また、当社の報告セグメントは、パッケ ージ事業とシステムインテグレーション事業です。

 

(注1)クラウドERP

ERP(Enterprise Resource Planning)は、経営資源の有効活用の観点から企業全体を統合的に管理 し、経営の効率化をはかるための手法・概念のことです。また、これを実現するための統合型基幹業務パ ッケージを指します。

クラウドERPは、クラウド技術を用いて提供されるERP、またはその提供サービスのことです。  

(1)パッケージ事業

パッケージ事業は、企業の基幹業務システムを当社で開発し、エンドユーザーに直接(一部システムインテグレ ーター(注2)を介して)販売する事業であり、これを主にクラウドコンピューティング技術を用いて事業展開し ております。また、当事業の売上高は、基幹業務システムの導入時に受領する対価(フロー型売上)と、導入企業 が当社サービスを継続利用することで生じる対価(ストック型売上)で構成されております。現在、企業の情報シ ステムの戦略策定や方針検討を行う現場で「クラウドファースト」という言葉が使われていますが、これは、IT を活用する際にはクラウドの使用を第一候補とする考え方が定着しつつあると考えており、このことは、ITを活 用するにあたり、“所有”から“使用”にシフトすることを意味する大きなパラダイム・シフトになっていると考 えております。当社はこのITを取り巻く環境の変化に対応し、平成22年5月より自社ERPのクラウド提供を開 始し、それまでのクライアント・サーバー型の提供からクラウド提供にシフトしてまいりました。

   

パッケージ事業の主要サービス・製品およびその概要

サービス・製品の名称 サービス・製品の内容・用途 契約形態 MA-EYES(Vシリーズ)

システム開発・派遣・インターネット・コ ンサル業向けERP

SaaS版or一括導入版 MA-EYES(Aシリーズ) 広告業向けERP SaaS版or一括導入版 GLOBAL EYES 海外拠点統合管理システム(業種問わず) SaaS版

J-Fusionソリューション 基幹システムの開発・提供(業種問わず) スクラッチ開発  

各契約形態における特徴は以下のとおりであります。 SaaS(サース、Software as a Service)版:

・顧客が必要とするグループウェア(注3)や在庫管理などの機能のみを提供する形態

・提供方法:ネット経由

・稼働時期:受注から稼働までは3営業日から3ヶ月程度  

一括導入版:

・顧客要望に基づき、標準パッケージをベースに機能拡張・カスタマイズを行った上で提供する形態

・提供方法:プライベートクラウド(注4)(ホスティング型)、プライベートクラウド(オンプレミス型)

・稼働時期:受注から稼働までは3ヶ月から18ヶ月程度  

スクラッチ開発:

・顧客要望に基づき、一からシステムを開発・構築する形態

・提供方法:プライベートクラウド(ホスティング型)、プライベートクラウド(オンプレミス型)

・稼働時期:受注から稼働までは6ヶ月から18ヶ月程度  

(注2)システムインテグレーター

システムインテグレーション(System Integration)を行う事業者のことです。

(9)

システムインテグレーションとは、企業の情報システムの企画、設計、開発、構築、導入、保守、運用な どを一貫して請け負うサービスのことです。これらの工程のうちのいくつかを請負う場合もあります。  

(注3)グループウェア

複数の人が効率よく作業するためのネットワーク環境を利用したソフトウェアのことです。

電子メール、電子掲示板、スケジュール管理、文書を共有するファイル管理、プロジェクト管理などの機 能を持つものが一般的です。

 

(注4)プライベートクラウド

クラウドの技術を用いて一つの企業や企業グループのためだけにコンピューティング環境を提供するサー ビスのことです。IT資産をクラウドベンダーが所有し、それを特定のユーザー企業が利用する「ホステ ィング型」や、ユーザー企業がIT資産を所有する「オンプレミス型」等に分類されます。

 

当事業における個別の製品およびサービスの詳細は以下のとおりです。

① MA-EYES(エムエーアイズ)

MA-EYESはパッケージ事業の主力製品・サービスであり、サービス業、特に労働集約型・プロジェクト型の 業種に特化したクラウドERPで、管理会計モジュールを中核として、グループウェア、販売管理、購買管 理、経費管理、勤怠管理、財務会計、在庫管理、入金管理、支払管理等の機能を有した基幹業務システムとし て、対象業種に応じてVシリーズ、Aシリーズの2系統を提供しております。

顧客毎に行う機能拡張・カスタマイズにつきましても、「セミオーダー」の手法で行っております。セミオ ーダーは、システムの基盤部分や骨組みを用意しておき、顧客毎に機能の異なる部分について、スクラッチ開 発同様に顧客要望に沿った形で開発するといったやり方です。顧客固有の機能については要望どおりに開発す るため、画面上の項目追加や帳票形式の変更など顧客要望を基本的に全て実現することが可能となります。さ らに、開発工数を短くでき、開発費用を抑えられることもメリットとなっていると考えております。

このセミオーダーの手法を用いることで、これまでのERP導入における課題の一つであった「ERPに合 わせて業務プロセスの変更を余儀なくされること」を解決できるようになったと考えております。また、ER Pの需要はあるものの、予算の制約によって導入が難しかった従業員数100人以上、1000人未満の規模の企業 や、業務プロセスがビジネスモデルの根幹であるために業務プロセスの変更が難しいサービス業において、E RPの導入のハードルが下がりました。

 

② GLOBAL EYES

海外拠点を管理する機能を提供するパッケージであります。従来の海外拠点管理では各業務領域毎に存在し ている「会計データ連携、連結会計支援」、「購買管理」、「在庫管理」、「グローバル情報共有」のそれぞ れのシステムを一つのシステムとして一括で提供しております。

 

③ J-Fusionソリューション

自社開発した基幹業務システムの開発・稼動環境ソフトウェアである「J-Fusion」を用いて、企業向けにシ ステムの受託開発を行うソリューションです。具体的には、ECサイトの決済サービス提供企業向けに、カー ド会社や加盟店等との間の取引の管理を行うシステムの構築等を行っております。

業種や機能範囲は問わず、各企業のニーズにあった形で要件を定義し、システム開発を行っております。特 にECサイトの決済サービス提供企業に複数の導入実績があります。

   

(10)

(2)システムインテグレーション事業

システムインテグレーション事業は、ITサービス提供企業の外部向けWebサービス提供システム(個人向けス ポーツ関連情報提供サイト等)の構築や、システムインテグレーターが受託した企業向け社内システム構築などの 開発案件に参画し、基本的に顧客企業先に常駐して顧客システムの開発を行う事業です。参画する案件について は、開発言語がJavaの開発案件に特化することで、CやPHPなど複数存在するプログラミング言語の中から Javaに絞ること、および、開発・保守・テスト・運用といった複数ある工程の中から開発に絞ることで技術的 な差別化を図っております。

これまでの顧客との継続的な取引関係により、受注の波は小さく安定した事業であり、会社の安定運営の基盤と なっております。

また、当社では自社開発のオープンソース(注5)「ExCella」を一般に公開し、そのサポートサービスについ ても提供しております。「ExCella」は、業務システムとエクセルをつなげるためのライブラリ・API群(注 6)です。「ExCella」を使用することで、基幹業務システムのデータベースのデータをエクセル形式で直接出力 することや、エクセルデータの基幹業務システムへの直接取込が実現できます。

他のシステム開発会社との関係におきましては、最終ユーザーとは直接契約せず、システムインテグレーター経 由で受託開発を請け負うことや、システムインテグレーターに社員の人材派遣を行うことがございます。また、請 け負った開発をビジネスパートナーに委託することがあります。

 

(注5)オープンソース

プログラミング言語で書かれたコンピュータプログラムであるソースコードを一般に広く公開し、誰でも 自由に扱ってよいとする考え方です。また、そのような考え方に基づいて公開されたソフトウェアのこと です。

 

(注6)ライブラリ・API群

ライブラリは、汎用性の高い複数のプログラムを再利用可能な形にして一まとまりにしたもののことで す。APIは、プログラミングの際に使用できる規約や命令、関数等の集合の事を指します。  

(11)

[事業系統図]

 

4【関係会社の状況】

該当事項はありません。  

5【従業員の状況】

(1)提出会社の状況

平成29年3月31日現在  

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)

126 30.5 4.9 4,520

 

セグメントの名称 従業員数(人)

パッケージ事業 40  

システムインテグレーション事業 66  

報告セグメント計 106  

全社(共通) 20  

合計 126  

(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇 用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。)は、最近1年間において該当がない ため記載しておりません。

2.平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでおります。

3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部および営業部に所属しているものであります。  

(2)労働組合の状況

当社の労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。  

(12)

第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

当事業年度(自 平成27年7月1日 至 平成28年6月30日)

当事業年度におけるわが国の経済は、堅調な企業業績と雇用・所得環境が改善傾向にあることから、緩やかな回 復基調を維持しましたが、原油安および円高の進行や、英国のEU離脱問題等依然として先行きが不透明な状況で 推移いたしました。

当社が属する市場および顧客においては、企業のシステム投資ニーズは非常に高いものといると考えておりま す。一方で、エンジニアの人材確保はシステム業界共通の課題であると考えております。

このような環境のもとで、当社は、パッケージ事業における主力製品である「MA-EYES」について、派遣法改正 対応やマイナンバー対応といった需要動向を捉えた新機能の開発や、新規顧客獲得に向けて見込み客発掘のための 情報収集の強化および派遣法改正セミナー開催といった営業努力を重ねた結果、SaaS版と一括導入版合わせて 19件の新規受注を獲得しました。

システムインテグレーション事業におきましては、システム業界におけるエンジニア不足を背景に単価・稼働率 とも安定的に推移しました。

この結果、当事業年度の業績は、売上高1,025百万円(前年同期比16.2%増)、営業利益103百万円(同318.9% 増)、経常利益103百万円(同319.5%増)、当期純利益81百万円(同356.2%増)となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。

① パッケージ事業(保守サービス含む)

主力商品であるMA-EYESの受注好調を受け、売上高は533百万円(前年同期比43.6%増)、セグメント利益は 213百万円(同91.9%増)となりました。

② システムインテグレーション事業

パッケージ事業の主力商品であるMA-EYESの受注好調を受け、パッケージ事業に優先的にエンジニアを配置 したことから、売上高は492百万円(前年同期比3.6%減)、セグメント利益は129百万円(同0.7%減)となり ました。

 

当第3四半期累計期間(自 平成28年7月1日 至 平成29年3月31日)

当第3四半期累計期間の業績は、売上高813百万円、営業利益125百万円、経常利益123百万円、四半期純利益89 百万円となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。

① パッケージ事業(保守サービス含む)

主力商品であるMA-EYESについて、新規受注は前事業年度を下回っているものの、一括導入版の保守料およ びSaaS版の利用料に関する売上が増加したことから、売上高は380百万円、セグメント利益は172百万円となり ました。

② システムインテグレーション事業

パッケージ事業の新規受注が前事業年度を下回ったことを受けて一部エンジニアをパッケージ事業から配置 転換したことから、売上高は433百万円、セグメント利益は120百万円となりました。

 

(2)キャッシュ・フロー

当事業年度(自 平成27年7月1日 至 平成28年6月30日)

当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、有価証券の取得により一部相殺されたもの の、税引前当期純利益が103百万円(前年同期比319.5%増)と増加したこと等により、前事業年度末に比べ50百万 円増加し、当事業年度末には344百万円となりました。

当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において営業活動の結果得られた資金は93百万円(同243.8%増)となりました。これは主に、税 引前当期純利益の増加によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において投資活動の結果使用した資金は40百万円(前年同期0百万円)となりました。これは主 に、有価証券の取得による支出によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において財務活動の結果使用した資金は3百万円(前年同期比9.1%減)となりました。これは、 配当金の支払額の減少によるものであります。

(13)

2【生産、受注及び販売の状況】

(1)生産実績

当社のサービス提供の実績は、販売実績とほぼ一致しておりますので、生産実績に関しては販売実績の項をご参 照ください。

 

(2)受注状況

当事業年度および当第3四半期累計期間の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当事業年度

(自 平成27年7月1日 至 平成28年6月30日)

当第3四半期累計期間

(自 平成28年7月1日 至 平成29年3月31日) 受注高

(千円)

前年同期比

(%)

受注残高

(千円)

前年同期比

(%)

受注高

(千円)

受注残高

(千円) パッケージ事業 552,999 148.1 135,954 117.6 375,389 137,655 システムインテグレー

ション事業

498,775 95.3 85,144 108.1 446,946 99,235

合計 1,051,774 117.3 221,098 113.8 822,334 236,890

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。  

(3)販売実績

当事業年度および当第3四半期累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当事業年度

(自 平成27年7月1日 至 平成28年6月30日)

当第3四半期累計期間

(自 平成28年7月1日 至 平成29年3月31日) 金額(千円) 前年同期比(%) 金額(千円)

パッケージ事業 532,605 143.6 380,218

システムインテグレーション事業 492,404 96.4 432,855

合計 1,025,008 116.2 813,073

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.最近2事業年度および当第3四半期累計期間の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に 対する割合は次のとおりであります。

相手先

前事業年度

(自 平成26年7月1日 至 平成27年6月30日)

当事業年度

(自 平成27年7月1日 至 平成28年6月30日)

当第3四半期累計期間

(自 平成28年7月1日 至 平成29年3月31日) 金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) テクマトリックス株式

会社

90,035 10.2 76,374 7.5 72,096 8.9 3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(14)

3【対処すべき課題】

当社が対処すべき主要な課題は以下のとおりであります。 (1)パッケージ営業力の強化

当社の収益拡大には、パッケージ事業を強力に推進していく必要があり、お客様との窓口となる営業担当者の 採用および育成は最重要課題の一つであると認識しており、当社のビジョンと理念を共有できる社員の獲得およ び育成に注力してまいります。

 

(2)パッケージ機能の拡充

営業力もさることながら、パッケージそのものをより良いものにしていくことで、受注機会も大きく増えるも のと認識しております。

パッケージ事業における競争優位性の源泉の一つである、セミオーダーによる顧客システムの導入を今後も実 現していくために、プログラムを行わず画面や帳票の外部仕様を変更できるようにするための機能等の拡充を行 ってまいります。

 

(3)人材の獲得、育成

当社はさしたる資産も持っておらず、また、当社が計上する費用の約8割が人件費関連であることからも、人 材が最大の資産であります。これからも、当社のビジョンと理念を共有できる社員の獲得と育成に注力してまい ります。

 

(4)内部管理体制の強化

当社事業の継続的な発展を実現させるためには、コーポレート・ガバナンス機能の強化は必須であり、そのた めに財務報告の信頼性を確保するための内部統制システムの適切な整備および運用が重要であると認識しており ます。現在は企業規模が比較的小さく、内部管理体制も企業規模に相応の体制となっておりますが、事業規模の 拡大に伴って人的補充を行い、内部管理体制をより一層強化してまいります。

 

(15)

4【事業等のリスク】

以下において、当社の事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。ま た、投資家の判断に重要な影響をおよぼす可能性のある事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点か ら開示しております。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、潜在 的リスクや不確定要素はこれらに限られるものではありません。

(1)経済、市場の動向について

当社のパッケージ事業およびシステムインテグレーション事業は、企業を主要顧客としております。したがっ て、国内の景気および顧客企業の基幹業務システム関連の設備投資動向が悪化した場合には、当社の事業展開、財 政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)競合について

当社と主要顧客ターゲットが重複するERP製品を販売している会社は20社程度存在しております。そのため、 競合他社の営業力および技術力等の向上により、競争が激化する場合は、当社の財政状態および経営成績に影響を 及ぼす可能性があります。

 

(3)特定のERP製品への高い依存度について

当社の製品はERPに特化しております。また、当社は現状成長過程であり事業規模が小さく、当製品の新規販 売1件当たりの売上高およびその積み上げであるフロー型売上が当社全体の売上高の一定割合を占めている状況に あります。したがって、対象とする業界における当製品の市場競争力の低下等によって計画通りの受注が出来なか った場合、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)解約について

当社のERP製品を導入した企業が、当社製品を継続利用することで生じるストック型売上につきましては、新 規受注案件の稼働に伴い増加傾向にありますが、当製品の市場競争力の低下等によって解約が増加し、ストック型 売上が減少した場合は、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)技術革新による影響について

当社は、Javaおよびオープンソースソフトウエアの技術に特化しておりますが、技術革新等によりこれらの 技術への需要が減少した場合は、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)開発工数の増加について

当社がERP製品のカスタマイズを請け負う場合、仕様の大幅な変更や予期しえない不具合の発生等によりその 開発工数が増加し、当初の納入予定日が変更となって、売上および利益の計上が翌四半期あるいは翌事業年度に期 ずれする可能性があります。そのような期ずれが発生した場合、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可 能性があります。

 

(7)製品の不具合の可能性について

一般にソフトウエア製品の高度化および複雑化により、完全に不具合を解消することは不可能といわれておりま す。そこで、顧客によるシステム運用段階で発生する不具合への対応も見込んでおりますが、想定以上の規模の不 具合や当社の過失によるシステムの不具合が顧客に損害を与えた場合には、当社の信用力の低下により、当社の財 政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8)瑕疵担保責任について

当社がERP製品のカスタマイズを請け負う場合、通常、顧客に対して瑕疵担保責任を負います。当社は定期的 に顧客企業のプロジェクト責任者や関係者と会議を行い、プロジェクトの進捗状況の確認や各フェーズの開始およ び終了判定を行う等プロジェクト管理を徹底し品質管理を行っておりますが、重大な瑕疵が発生した場合は、人員 を投入して無償補修を行う必要があり、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。  

(9)人材の確保と育成について

当社の基幹事業であるソフトウエア開発は、知識集約型の業務であり、一定水準以上の専門技術や知識を有する 技術者やそれを販売する営業部員の確保と育成ならびに当社への定着が重要であると認識しております。また、管 理部門の人員についても、会社の重要な業務を担う部門であるため、人材の確保と定着が重要であると認識してお ります。当社が必要とする人材を十分に確保できない場合には、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可 能性があります。

(16)

(10)特定人物への依存について

当社創業者である白岩次郎は、当社の大株主かつ代表取締役であり、当社の経営方針や事業戦略の立案・決定に おける中核として重要な役割を果たし、新たな事業モデルの創出においても中心的な役割を担っております。当社 は権限移譲等を行うことで同氏に依存しない経営体制の整備に努めておりますが、何らかの理由により同氏が当社 の業務を継続することが困難になった場合、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。  

(11)小規模組織について

当社は、平成29年3月31日現在において、取締役5名、監査役3名、従業員126名と小規模な組織となってお り、内部管理体制もこれに応じたものとなっております。当社は、今後の事業規模の拡大に応じて、人員の増強と 内部管理体制の一層の充実を図っていく方針でありますが、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合には、 当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(12)法的規制等について

当社は、事業者との間で業務委託契約を締結し、業務を委任しておりますが、「下請代金支払遅延等防止法」

(下請法)が適用される場合があります。また、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に 関する法律」(労働者派遣法)および「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律 等の一部を改正する法律」(同改正法)に基づき、派遣契約を締結し、労働者派遣を一部行っております。

当社は、法令を遵守し事業運営を行っておりますが、運用の不備等により法令義務違反が発生した場合には、当 社の社会的信用の失墜等により、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(13)知的財産権について

当社では、第三者の知的財産権を侵害しないよう努めておりますが、当社が認識していない第三者の知的財産権 がすでに成立している可能性や、使用しているフリーソフトウエアが第三者の知的財産権を侵害している可能性な どから、当社による第三者の知的財産権の侵害が生じる可能性があり、その第三者より、損害賠償請求、使用差止 請求およびロイヤリティの支払い請求等が発生した場合には、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能 性があります。

 

(14)情報管理体制について

当社は、顧客の秘密情報および顧客が保有する個人情報を知り得る場合があることから、当該情報を漏えいする リスクがあります。当社はプライバシーマークを取得するとともに、情報管理体制を構築し、情報管理の徹底をは かっております。しかしながら、人為的ミス等により知り得た情報が漏えいした場合には、当社の社会的信用の失 墜等により、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(15)新株予約権について

当社は、当社の役職員に対してインセンティブを目的としたストック・オプション制度を採用しております。本 書提出日現在におけるストック・オプションは154,440株であり、発行済株式総数の13%に相当します。これらス トック・オプションが行使された場合、新株式が発行され、株式価値が希薄化する可能性があります。

 

(16)訴訟等について

当社は、その事業活動の遂行過程において、取引先および従業員等により提起される訴訟その他の法的手続の当 事者となるリスクを有しています。これらの手続は結果の予測が困難であり、多額の費用が必要となったり、事業 活動に影響を及ぼしたりする可能性があります。さらに、これらの手続きにおいて当社に不利な判断がなされた場 合には、当社の業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(17)情報システムのトラブルについて

当社は、社内システムに関して、バックアップ体制を確立することによる災害対策を講じておりますが、地震や 火災等の災害、コンピュータ・ウイルス、電力共有の停止、通信障害等によるシステムトラブルが生じた場合、当 社の事業活動および経営成績に影響を与える可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。  

(17)

6【研究開発活動】

当社の研究開発は、パッケージ事業において生じております。 当事業年度(自 平成27年7月1日 至 平成28年6月30日)

当事業年度における研究開発費の総額は、49百万円であります。

当社は、当事業年度における研究開発活動として、当社製品・サービスの競争優位性を確立するために、開発部 長を責任者とし、開発部社員5名~14名の開発体制により以下のような活動を行ってまいりました。

・当社クラウドERP「MA-EYES」の基盤モジュールのバージョンアップ

・当社クラウドERP「MA-EYES」の法改正対応や新帳票追加などの機能拡張

・次世代のクラウドERPの技術基盤に関する研究開発  

当第3四半期累計期間(自 平成28年7月1日 至 平成29年3月31日) 当第3四半期累計期間における研究開発費の総額は、46百万円であります。

当社は、当第3四半期累計期間における研究開発活動として、当社製品・サービスの競争優位性を確立するため に、開発部長を責任者とし、開発部社員2名~14名の開発体制により以下のような活動を行ってまいりました。

・当社クラウドERP「MA-EYES」の新帳票追加

・当社クラウドERP「MA-EYES」へ外部の人事システムから出力される社員データ取込などの連携機能の追加

・次世代のクラウドERPの技術基盤に関する研究開発  

7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)重要な会計方針および見積り

当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この財務諸表の作成にあたって採用した会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注 記事項 重要な会計方針」に記載しております。

 

(2)財政状態の分析

当事業年度(自 平成27年7月1日 至 平成28年6月30日)

当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ109百万円増加し、633百万円となりました。これは主に、売 上規模の拡大および粗利率の高いパッケージ事業の売上高が増加し、増益になったことに伴う現金及び預金の増 加によるものであります。

当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ32百万円増加し、226百万円となりました。これは主に、増 益に伴う未払法人税等の増加、および開発用ソフトウェア購入に伴う未払金の増加によるものであります。

当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ78百万円増加し、408百万円となりました。これは、当期 純利益計上に伴う繰越利益剰余金の増加によるものであります。

 

当第3四半期累計期間(自 平成28年7月1日 至 平成29年3月31日)

当第3四半期会計期間末の資産合計は、前事業年度末に比べ105百万円増加し、738百万円となりました。これ は主に、売上規模の拡大およびシステムインテグレーション事業の売上高が増加したことに伴う現金及び預金の 増加によるものであります。

当第3四半期会計期間末の負債合計は、前事業年度末に比べ28百万円増加し、254百万円となりました。これ は主に、パッケージ事業の新規受注および保守やSaaS版利用料に係る前受金の増加によるものであります。

当第3四半期会計期間末の純資産合計は、前事業年度末に比べ77百万円増加し、484百万円となりました。こ れは、四半期純利益計上に伴う利益剰余金の増加によるものであります。

 

(3)経営成績の分析

当事業年度(自 平成27年7月1日 至 平成28年6月30日)

当事業年度におきましては、パッケージ事業における主力製品である「MA-EYES」の拡販およびシステムイン テグレーション事業における取引先との取引深耕に注力した結果、売上高は1,025百万円(前事業年度に比べ143 百万円増加)となりました。

当社の製造原価と販売費及び一般管理費の合計の約8割を占める人件費が、人員増により約4%増となる一方 で、粗利率の高いパッケージ事業の売上高が増加したことにより総売上高が約16%増加したことから、営業利益 は103百万円(前事業年度に比べ79百万円増加)、営業外損益ともに金額が微少であることから経常利益は103百 万円(前事業年度に比べ79百万円増加)となりました。

(18)

当期純利益は、粗利率の高いパッケージ事業の売上高が増加したことから税引前当期純利益が103百万円とな り、また、所得拡大促進税制における雇用者給与等支給額が増加した場合の法人税額の特別控除の適用を受けた ことから法人税等が23百万円となった結果、81百万円(前事業年度に比べ63百万円増加)となりました。  

当第3四半期累計期間(自 平成28年7月1日 至 平成29年3月31日)

当第3四半期累計期間におきましては、パッケージ事業における主力製品である「MA-EYES」の拡販およびシ ステムインテグレーション事業における取引先との取引深耕に注力した結果、売上高は813百万円となりまし た。

当社の製造原価と販売費及び一般管理費の合計の約8割を占める人件費が微増に留まる一方、システムインテ グレーション事業の受注増により同事業の売上高が増加したことから、営業利益は125百万円、営業外費用とし て上場関連費用を2百万円計上したことから、経常利益および税引前四半期純利益は123百万円となり、当期は 所得拡大促進税制における雇用者給与等支給額が増加した場合の法人税額の特別控除の適用を受けられない見通 しであることから法人税等が35百万円となった結果、当第3四半期累計期間の四半期純利益は89百万円となりま した。

 

(4)キャッシュ・フローの状況

キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロ ー」をご参照ください。

 

(5)経営成績に重要な影響を与える要因について

当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記 載のとおりであります。

 

(6)経営戦略の現状と見通し

当社は、創業時より経営理念として「世界が認めるシステム構築の仕組を世に広め、社会の発展に貢献する」 を掲げ、その実現のための自社開発の開発稼働環境「J-Fusion」をベースにした受託開発を経て、自社パッケー ジ「MA-EYES」を開発し、導入を進めてまいりました。

今後も、クラウド提供や顧客要望実現度等の優位性を活かして、「MA-EYES」の更なる拡販による事業拡大を 図ってまいります。また、次世代のクラウドERPに関する研究開発活動に注力し、顧客の労働生産性向上につ ながる製品を開発していくとともに、現行製品の機能拡張を行うための人材確保・育成に取り組んでまいる所存 であります。

 

(19)

第3【設備の状況】

1【設備投資等の概要】

当事業年度(自 平成27年7月1日 至 平成28年6月30日) 当事業年度において重要な設備投資はありません。

なお、当事業年度において重要な設備の除却、売却等はありません。  

当第3四半期累計期間(自 平成28年7月1日 至 平成29年3月31日)

当第3四半期累計期間における設備投資総額は9,718千円であり、セグメント毎の設備投資については、次の通り であります。

 

(1)パッケージ事業

重要な設備投資はありません。

なお、重要な設備の除却、売却等はありません。  

(2)システムインテグレーション事業 重要な設備投資はありません。

なお、重要な設備の除却、売却等はありません。  

(3)全社共通

当第3四半期累計期間において、経費・勤怠入力webシステムの改良に係るソフトウェアへの設備投資を9,718千円 実施いたしました。

なお、重要な設備の除却、売却等はありません。  

2【主要な設備の状況】

該当事項はありません。  

当第3四半期累計期間(自 平成28年7月1日 至 平成29年3月31日)

当第3四半期累計期間において、経費・勤怠入力webシステムの改良に係るソフトウェアへの設備投資を行ってお り、その詳細は以下の通りであります。

平成29年3月31日現在  

事業所名

(所在地)

セグメントの名称 設備の内容

帳簿価額

(千円)

従業員数

(人) 本社

(東京都品川区)

全社(共通) ソフトウェア 9,394 126

 

3【設備の新設、除却等の計画】(平成29年3月31日現在)

(1)重要な設備の新設等

重要な設備の新設等の計画はありません。  

(2)重要な設備の除却等

重要な設備の除却等の計画はありません。  

(20)

第4【提出会社の状況】

1【株式等の状況】

(1)【株式の総数等】

①【株式の総数】

種類 発行可能株式総数(株)

普通株式 4,752,000

計 4,752,000

(注)1.平成29年2月27日開催の臨時株主総会決議により、同日付で譲渡制限規定廃止に伴う定款の変更を行い、発 行可能株式総数は62,400株減少し、237,600株となっております。

2.平成29年2月13日開催の取締役会決議により、平成29年3月2日付で株式分割に伴う定款の変更を行い、発 行可能株式総数は4,514,400株増加し、4,752,000株となっております。

 

②【発行済株式】

平成29年3月31日現在  

種類 発行数(株)

上場金融商品取引所名又は登録 認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式 1,188,000 非上場

完全議決権株式であり、 権利内容に何ら限定のな い当社における標準とな る株式であります。 単元株式数は100株であ ります。

計 1,188,000 - -

(注)1.平成29年2月13日開催の取締役会決議により、平成29年3月2日付で普通株式1株につき20株の株式分割を 行っております。これにより発行済株式総数は1,128,600株増加し、1,188,000株となっております。 2.平成29年2月27日開催の臨時株主総会決議により、平成29年2月27日付で1単元を100株とする単元株制度

を採用しております。  

(21)

(2)【新株予約権等の状況】

会社法に基づき発行した新株予約権は、次のとおりであります。 第5回新株予約権 平成27年11月27日臨時株主総会決議

 

最近事業年度末現在

(平成28年6月30日)

提出日の前月末現在

(平成29年4月30日)

新株予約権の数(個) 7,756(注)1 7,722(注)1

新株予約権のうち自己新株予約権の数(個) - -

新株予約権の目的となる株式の種類 普通株式 同左

新株予約権の目的となる株式の数(株) 7,756(注)3 154,440(注)2.3 新株予約権の行使時の払込金額(円) 5,900(注)4 295(注)2.4 新株予約権の行使期間

自 平成29年11月29日 至 平成37年11月27日

同左 新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行

価格及び資本組入額(円)

発行価格 5,900 資本組入額 2,950

発行価格 295(注)2 資本組入額 147.5(注)2

新株予約権の行使の条件

① 新株予約権の割当を受 けた者は、権利行使時 においても、当社また は当社子会社の取締 役、監査役、従業員で あることを要す。

② 新株予約権者の相続人 による新株予約権の行 使は認めない。

③ 新株予約権者は、当社 株式が日本国内の証券 取引所に上場された日 および権利行使期間の 開始日のいずれか遅い 方の日以後において新 株予約権を行使するこ とができる。

同左

新株予約権の譲渡に関する事項

譲渡し、またはこれに担保 権を設定することができな い。

同左

代用払込みに関する事項 - -

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 - -

(注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、最近事業年度は1株、提出日の前月末は20株であります。 2.平成29年2月13日開催の取締役会決議により、平成29年3月2日付で普通株式1株につき20株の株式分割を

行ったことにより、「新株予約権の目的となる株式の数」、「新株予約権の行使時の払込金額」および「新 株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」は調整後の内容で記載してお ります。

3.当社が株式分割または株式併合を行う場合、次の算式により目的となる株式の数を調整します。ただし、か かる調整は、新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的となる株式の数について行 われ、調整の結果生じる1株未満の端数については、これを切り捨てます。

調整後株式数=調整前株式数×分割・併合の比率

また、当社が合併、会社分割、株式交換又は株式移転(以下総称して「合併等」という。)を行う場合、 株式の無償割当を行う場合、その他株式数の調整を必要とする場合には、合併等、株式の無償割当の条件等 を勘案の上、合理的な範囲内で株式数を調整することができます。

(22)

 

4.当社が株式分割または株式併合を行う場合、次の算式により1株当たりの払込金額を調整し、調整による1 円未満の端数は切り上げます。

調整後払込金額=調整前払込金額×

1 分割・併合の比率

また、時価を下回る価額で新株を発行する場合または自己株式を処分する場合(新株予約権の行使によるも のを除く。)は、次の算式により1株当たりの払込金額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げま す。

 

既発行株式数+

新規発行株式数×1株当たりの払込金額 調整後払込金額=調整前払込金額×

新規発行前の株価 既発行株式数+新規発行株数

上記算式において「既発行株式数」とは、当社の発行済株式総数から当社が保有する自己株式数を控除した 数とし、自己株式の処分を行う場合には「新規発行」を「自己株式の処分」、「1株当たりの払込金額」を

「1株当たりの処分金額」と読み替えるものとします。

さらに、当社が合併等を行う場合、株式の無償割当を行う場合、その他上記の払込金額の調整を必要とする 場合には、合併等の条件、株式の無償割当の条件等を勘案のうえ、合理的な範囲で払込金額を調整できるも のとします。

5.当社は新株予約権の割当を受けた者が「新株予約権の行使の条件」に定める規定により、権利行使する条件 に該当しなくなった場合、新株予約権を無償で取得することができるものとしております。

6.当社株主総会および取締役会において、当社を消滅会社とする合併、当社を分割会社とする吸収分割・新設 分割および当社が完全子会社となる株式交換または株式移転を行う場合、当社は無償で本新株予約権を取得 することができるものとしております。

 

(3)【ライツプランの内容】 該当事項はありません。  

(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】 年月日

発行済株式総数 増減数(株)

発行済株式総 数残高(株)

資本金増減額

(千円)

資本金残高

(千円)

資本準備金増 減額(千円)

資本準備金残 高(千円) 平成29年3月2日

(注)

1,128,600 1,188,000 - 60,000 - 3,660

(注) 平成29年2月13日開催の取締役会決議により、平成29年3月2日付で普通株式1株を20株にする株式分割を行 っております。これにより発行済株式総数は1,128,600株増加し、1,188,000株となっております。

 

(5)【所有者別状況】

平成29年3月31日現在  

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株 式の状況

(株) 政府及び地

方公共団体

金融機関

金融商品取 引業者

その他の法

外国法人等

個人その他

個人以外 個人

株主数(人) 1 12 13

所有株式数

(単元)

860 11,020 11,880

所有株式数の割 合(%)

7.24 92.76 100

(注) 自己株式86,000株は、「その他の法人」に860単元を含めて記載しております。  

(23)

(6)【議決権の状況】

①【発行済株式】

平成29年3月31日現在  

区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容

無議決権株式 - - -

議決権制限株式(自己株式等) - - -

議決権制限株式(その他) - - -

完全議決権株式(自己株式等)

普通株式

       86,000

- -

完全議決権株式(その他)

普通株式

        1,102,000

11,020 -

単元未満株式 - - -

発行済株式総数 1,188,000 - -

総株主の議決権 - 11,020 -

 

②【自己株式等】

平成29年3月31日現在  

所有者の氏名又は 名称

所有者の住所

自己名義所有株 式数(株)

他人名義所有株 式数(株)

所有株式数の合 計(株)

発行済株式総数に対 する所有株式数の割 合(%)

株式会社ビーブレイ クシステムズ

東京都品川区西五反 田二丁目19番3号

86,000 - 86,000 7.24

計 - 86,000 - 86,000 7.24

 

(7)【ストックオプション制度の内容】

当社は、ストックオプション制度を採用しております。当該制度は、会社法に基づき新株予約権を発行する 方法によるものであります。

当該制度の内容は、以下のとおりであります。

第5回新株予約権(平成27年11月27日臨時株主総会決議および平成27年11月27日取締役会決議)

決議年月日 平成27年11月27日

付与対象者の区分及び人数(名)

取締役 3(注) 監査役 1(注) 従業員 30(注)

新株予約権の目的となる株式の種類 「(2)新株予約権等の状況」に記載しております。

株式の数(株) 同上

新株予約権の行使時の払込金額(円) 同上

新株予約権の行使期間 同上

新株予約権の行使の条件 同上

新株予約権の譲渡に関する事項 同上

代用払込みに関する事項 -

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 -

(注) 付与対象者の退職による権利の喪失および取締役への就任により、本書提出日現在における付与対象者の区分 及び人数は、当社取締役4名、当社監査役1名、当社従業員28名となっております。

 

(24)

2【自己株式の取得等の状況】

【株式の種類等】 普通株式  

(1)【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。

 

(2)【取締役会決議による取得の状況】 該当事項はありません。

 

(3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】 該当事項はありません。

 

(4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

区分

最近事業年度 最近期間

株式数(株)

処分価額の総額

(円)

株式数(株)

処分価額の総額

(円) 引き受ける者の募集を行った取得自己

株式

- - - -

消却の処分を行った取得自己株式 - - - -

合併、株式交換、会社分割に係る移転 を行った取得自己株式

- - - -

その他 - - - -

保有自己株式 4,300 - 86,000 -

(注) 平成29年2月13日開催の取締役会決議により、平成29年3月2日付で普通株式1株につき20株の株式分割を行 っております。これにより、「最近期間」における保有自己株式数は、株式分割後の株式数を記載しておりま す。

 

3【配当政策】

当社は、利益配分につきましては、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定 した配当を継続して実施していくことを基本方針としております。

当社の剰余金の配当は、期末配当の年1回を基本方針としております。

期末配当の決定機関は株主総会でありますが、当社は会社法第454条第5項に規定する中間配当を取締役会決議に よって行うことができる旨を定款で定めております。

内部留保資金につきましては、今後の事業展開および経営基盤の強化に係る投資に充当していく所存であります。 なお、第13期事業年度および第14期事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。

 

第13期事業年度

決議年月日 配当金の総額(千円) 1株当たり配当額(円)

平成27年9月29日 定時株主総会決議

2,755 50

(注) 平成29年2月13日開催の取締役会決議により、平成29年3月2日付で普通株式1株につき20株の株式分割を行 っております。当事業年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定した場合、1株当たり配当額は2 円50銭に相当します。

 

第14期事業年度

決議年月日 配当金の総額(千円) 1株当たり配当額(円)

平成28年9月29日 定時株主総会決議

12,122 220

(注) 平成29年2月13日開催の取締役会決議により、平成29年3月2日付で普通株式1株につき20株の株式分割を行 っております。当事業年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定した場合、1株当たり配当額は11 円に相当します。

(25)

 

4【株価の推移】

当社株式は非上場であるため、該当事項はありません。  

5【役員の状況】

男性7名 女性1名 (役員のうち女性の比率12.5%)

役名 職名 氏名 生年月日 略歴 任期

所有株式数

(株)

代表取締役 社長 白岩 次郎 昭和48年2月1日生

平成7年4月 ㈱東海銀行(現㈱三菱東京 UFJ銀行)入行 平成10年5月 SAPジャパン㈱入社 平成14年7月 当社設立 代表取締役(現

任)

(注)2 622,000

取締役 開発部長 上川 伸彦 昭和47年10月2日生

平成9年4月 ㈱日立製作所入社 平成14年7月 当社設立 取締役(現任)

(注)2 136,000

取締役 営業部長 高橋 昭和49年9月10日生

平成9年4月 日興証券㈱(現SMBC日 興証券㈱)入社

平成14年11月 当社入社

平成15年8月 当社取締役(現任)

(注)2 106,000

取締役 鹿取 裕樹 昭和51年8月21日生

平成11年4月 SAPジャパン㈱入社 平成14年7月 当社設立 取締役(現任)

(注)2 96,000

取締役 管理部長 熊田 圭一郎 昭和47年5月31日生

平成7年4月 ㈱東海銀行(現㈱三菱東京 UFJ銀行)入行 平成19年5月 当社入社 管理部長 平成28年9月 当社取締役(現任)

(注)2 30,000

常勤監査役 菅谷 順子 昭和45年5月25日生

平成7年9月 浜野及一郎税理士事務所入

平成8年10月 御簾納会計事務所入所 平成13年7月 モバイルキャスト㈱入社 平成17年7月 当社入社

平成20年9月 当社常勤監査役(現任)

(注)3 10,000

監査役 伊藤 修久 昭和47年4月2日生

平成8年4月 ㈱メルコ(現㈱バッファロ ー)入社

平成10年11月 合資会社チズデス設立 表社員(現任)

平成13年11月 グッド・コミュニケーショ ン㈱入社

平成15年7月 同社取締役 平成18年2月 同社常勤監査役 平成19年1月 ㈱アクトネット入社 平成27年7月 ㈱ケイ・エスト・ワークス

入社(現任) 平成28年6月 当社監査役(現任)

(注)3 10,000

監査役 本田 宗哉 昭和47年9月11日生

平成19年12月 弁護士登録

平成19年12月 日比谷中央法律事務所入所 平成28年9月 当社監査役(現任)

(注)3

1,010,000

(注)1.監査役 伊藤修久および本田宗哉は、社外監査役であります。

2.平成29年2月27日開催の臨時株主総会終結の時から、2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関す る定時株主総会の終結の時までであります。

3.平成29年2月27日開催の臨時株主総会終結の時から、4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関す る定時株主総会の終結の時までであります。

 

参照

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